ガバメントクラウド(AWS)へのデータ移行戦略の立て方【虎の巻】
Lv300
Lv300
オンプレミスからAWSへ大量のデータを移行する場合、データの移行手法の定石としてAWS Snowballを思いつきませんか?また、AWS SnowballはSnowball Edgeの調達からデータ移行まで時間が必要なため、十分なネットワーク帯域幅が確保できていれば、セキュアにネットワーク経由で移行元から移行先システムへデータ移行する方法もあるでしょう。
官公庁などの政府情報システムがクラウドを利用する場合は、各省庁が定めているセキュリティ要件(ISMAP管理基準およびサプライチェーンリスク対応など)を満たす必要があります。セキュリティ要件によっては、大量のデータ移行と言えばAWS Snowball一択!というわけにはいかないケースがあり、当要件に沿ったデータ移行戦略を考えなければなりません。
私はある政府情報システムのガバメントクラウド(AWS)への移行案件に関わり、サプライチェーンリスク対応の制約によってAWS Snowballの利用が困難な状態で、複数の移行方式の実現性およびリスクのバランスを評価し、データ移行戦略を立てました。
本トラックでは、私の当案件の経験をもとにしながら、ガバメントクラウド(AWS)へのデータ移行戦略の立て方や、最終的に採用したデータ移行方式(クライアント端末を利用したAWS DataSyncによるデータ移行)をご紹介します。
©JAWS-UG (AWS User Group - Japan). All rights reserved.